竹花入れ 『野風』

rakuen じんべえ

2012年09月03日 22:00




輪無し二重切 銘 『野風(のかぜ)』



少しゆがんだ姿が風に吹かれているようなので『野風』としました。









「輪無し二重切」とは、「二重切」の上部の輪と柱を切り除いた姿の竹花入です。

小堀遠州が娘婿の半井琢庵に贈った二重切竹花入の輪が破損し、
修復の際に遠州が上の窓を切り取ったのが始まりとされています。

この時「花筒再来いたし、天下一の大人に生替り候」と書状を添えたところから
『再来』と名付けられた花入れが現存しています。

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