久しぶりの「竹花入れ」作り。
なかなか時間がとれず、ようやく着手することに...
通算18本目の花入れは、
置筒 銘
『 遙 浮 彩 雲 一 』
特に意味はなく、ただ字を並べただけですが不思議と情景が浮かんでくるような...
「遙かに浮かぶ彩雲ひとつ」とでも読みますか?
元はこんな感じでした。
今回は初めて
「置筒」タイプを作成しました。
これは贈り物として作ったもので、
普通の家で「掛け花入れ」は使わないかな?と思い、「置筒」にしました。
竹花入は
利休が小田原攻めの際に作った「
尺八」「
一重切」「
二重切」が基準となり、
孫の
宗旦により舟形の「
釣舟」が作られ、
いずれも掛けたり、吊るしたり、という用途でしたが、
宗旦の弟子の
藤村庸軒により一重切の窓を吹貫にした
「置筒」が作られました。
この
「尺八」「一重切」「二重切」「釣舟」「置筒」が竹花入れの基本の形です。