竹花入れ 『遙浮彩雲一』

rakuen じんべえ

2012年08月28日 22:00

久しぶりの「竹花入れ」作り。
なかなか時間がとれず、ようやく着手することに...

通算18本目の花入れは、







置筒 銘 『 遙 浮 彩 雲 一 』

特に意味はなく、ただ字を並べただけですが不思議と情景が浮かんでくるような...

「遙かに浮かぶ彩雲ひとつ」とでも読みますか?





元はこんな感じでした。






今回は初めて「置筒」タイプを作成しました。

これは贈り物として作ったもので、
普通の家で「掛け花入れ」は使わないかな?と思い、「置筒」にしました。

竹花入は利休が小田原攻めの際に作った「尺八」「一重切」「二重切」が基準となり、
孫の宗旦により舟形の「釣舟」が作られ、
いずれも掛けたり、吊るしたり、という用途でしたが、
宗旦の弟子の藤村庸軒により一重切の窓を吹貫にした「置筒」が作られました。

この「尺八」「一重切」「二重切」「釣舟」「置筒」が竹花入れの基本の形です。



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